忘れられない避難所の「にぎんめし」の味 地蔵さんに今年も供えた

 熊本豪雨から3年を前に、自宅が全壊した中神ゆみ子さん(73)は、熊本県球磨村渡の茶屋地区にある小さな地蔵に塩むすびを供えた。

 「避難所でもらった塩味の『にぎんめし』の味が忘れられない」と、毎年供えている。

 球磨川沿いに位置し、30軒ほどが立ち並んでいた茶屋地区のほとんどが被害に遭った。堤防拡張計画のため、集落は更地となり、JR肥薩線の線路も草に埋もれている。

 「地蔵さん」とよばれる子安…

この記事は有料記事です。残り292文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment