2021年秋冬の新作を披露するミラノ・メンズコレクションが15日、始まった。トップバッターのエルメネジルド・ゼニアは、映像を発表した。
新作を着たモデルたちは、モダンな建物の外を歩いたり、部屋の中でソファに座ってテレビを見たり。家で過ごす時間が多くなったいまのライフスタイルに合わせ、屋外でも着られ、屋内でもゆったりとくつろげる服を提案した。
しっかりとした伝統的な仕立て技で知られるが、現代に「(再)解釈」し、ジャケットなどの肩のラインはゆるやか。たっぷりと身を包むコートやボリュームのあるパンツは、服と同じ生地のベルトがアクセントに。タートルネックやジップアップのトップスといったカジュアルなアイテムも多い。色はシンプルなベージュやグレー、黒などが基調になっている。
デザイナーのアレッサンドロ・サルトリは「全てのことが議論されるこのような時に、ゼニアは(リ)セットすることを決意した。我々のスタイルを(再)解釈し、現代の男性へ(再)適応するために私たちのルーツを見直した。あらゆる場所が一つとなり、新しい美学を創造するため、快適さとスタイルが融合する新たな着こなし方が確立される」とコメントした。(神宮桃子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル