思わず身震い……巨大な「地下神殿」が放つ圧倒的存在感

 天井から降ってくる雨水、ぬかるむ足。ライトで辺りを照らしても、漆黒の闇が地下空間を覆う。

 闇から抜けると、今度は探検する子供たちの声が大きくこだました。

首都圏外郭放水路の地下巨大プール。柱が立ち並び、まるで地下神殿のようだ=埼玉県春日部市、吉田耕一郎撮影

 扉を開けると、何やら巨大な柱があるのが分かる。116段の階段を下りると、思わず身震いした。その荘厳な地下の巨大空間(長さ177メートル、幅78メートル)の温度が10度しかないというだけではない。白のライトに照らされて並ぶ、高さ18メートル、59本もの柱が持つ存在感が圧倒的だからだ。

 今度は上から一望できる場所で見下ろしてみる。「ヤッホー!」。見学に訪れた子供たちが目を輝かせて声をあげると、両壁からはっきりとこだまが返ってきた。

後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や、会員登録すると応募できるプレゼントもあります。今回は「瓦せんべい」と「ビンズせんべい」のセットです。

 ここは埼玉県春日部市にある…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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