急斜面も「うメェ~」 岐阜大から「派遣」の除草隊が活躍中

本井宏人

 岐阜県美濃加茂市の中部国際医療センターで、敷地内の雑草をヤギに食べてもらう取り組みが始まっている。岐阜大学から「派遣」された3~10歳の16匹が、11月末まで半年間、「常駐」する。除草剤の使用を減らせ、費用も安く済むという。

 ヤギが担当するのは約7500平方メートルで、サッカーコート1面分。急勾配のため作業員には転落の危険が伴い、病院側が手を焼いていた。農業生産法人フルージック(同市)と契約を結び、畜産研究用のヤギを大学から借りることでまとまった。

 初日の5月31日、ヤギたちは早速、雑草をむさぼっていた。同センターの山田実紘(じつひろ)理事長(79)は「ヤギたちが、散歩する患者やスタッフの心のよりどころになってほしい」と話した。(本井宏人)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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