インターネット検索大手・ヤフーは、「痴漢」「レイプ」など性犯罪や性暴力にかかわる言葉が検索されたとき、最上部に被害者向けの相談ダイヤルを表示する運用を始めた。被害者らが声を上げ、性被害への社会的関心が高まってきたことが理由としている。
「強姦(ごうかん)」「性暴力」などヤフー側で登録した単語が検索されると、結果の最上部に、「ひとりで抱え込まずに相談してみませんか」というメッセージとあわせ、全国の「ワンストップ支援センター」につながる共通の短縮番号「#8891」を表示。クリックすると、全都道府県にあるセンターの一覧を確認できる。
短縮番号を導入した内閣府と連携し、今月3日からこうした運用を開始。ヤフーの担当者によると、性暴力への社会の意識が変わってきたことなどを背景に、「社会の課題解決のために、検索サービスで何ができるかを数年前から検討していた」という。
ネット検索では、性犯罪などにかかわる言葉で検索した際、アダルトサイトや実際の事件が上位に表示されることが多く、検索した被害者が相談先にたどりつけないばかりか、さらに不快な体験を強いられると指摘されていた。被害当事者の大学生らが、検索の仕組みの変更などを求めるオンライン署名を今年4月にスタート。ヤフーもこの運動を認識していたという。
署名を始めた一人で、活動名…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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