福岡県警は12日、女性に薬物を飲ませて暴行したとして、福岡市東区香住ケ丘4丁目、会社役員小原(おばる)光春容疑者(45)を、わいせつ略取と監禁、準強制性交等などの疑いで逮捕、送検し、捜査を終えたと発表した。中央署は、この事件の証拠品のSDカードを紛失。県警内部での盗難も視野に調べたが未解決のままで、SDカードも見つかっていない。関係者の処分もしないという。
小原容疑者は昨年11月11~22日、福岡市内の10~20代の女性4人にそれぞれ睡眠薬を飲ませ、抵抗できない状態にしてホテルに連れ込み、性的暴行を加えたなどの疑いがある。
SDカードには4人のうち1人の容疑内容に関わる画像が複数枚保存してあった。県警はこの女性に謝罪した。現時点で画像の流出は確認していないという。
SDカードは小原容疑者の関係先から見つかった。署の捜査員が証拠品として保管庫にしまったが、今年1月中旬に紛失が判明した。保管庫は施錠されており、捜査員の出入りや証拠品の持ち出しには担当課長の許可が必要。昨年12月の点検では保管庫にあったため、県警はそれ以降に出入りした署員約100人に聞き取りをしたが、見つからなかった。
刑事総務課によると、調査の過…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル