性被害を告白後、ネットで誹謗中傷 元ジャニーズJr.が被害届

 ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者である故ジャニー喜多川氏の未成年者への性加害問題をめぐり、被害を訴えている「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の発起人で元ジャニーズJr.の二本樹顕理(あきまさ)さん(40)が3日、ネット上などで誹謗(ひぼう)中傷を受けたとして、大阪府警に被害届を出した。

 二本樹さんによると、喜多川氏の性加害を告発した5月から、ネット上で「売名」「金目当て」「タレントとして優遇されたのだから今さら文句言うな」「タレントになりそこない」などの投稿が繰り返され、なかには「道を歩くときには気をつけろ」といった脅迫めいた内容もあったという。

 「精神的に苦しかったし、日常生活が怖くなったこともあった」と二本樹さん。「被害の証言だけでもつらいのに、誹謗中傷を受けると二重苦になる。このままでは声をあげたい人も声をあげづらくなってしまう」

 今後、発信者が特定できれば刑事告訴する方針という。

 被害を告白した人たちへの誹謗中傷をめぐっては、当事者の会の代表の平本淳也さん(57)も10月、神奈川県警に刑事告訴している。(編集委員・大久保真紀

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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