ホームの椅子や待合スペースの壁に屋根、くずもの入れ、フェンス、案内放送のスピーカー……。この駅はあらゆる物が鮮やかなピンク色に染まっている。駅名や番線を示すプレートはハート形だ。
第三セクター・智頭急行の恋山形駅(鳥取県智頭町)は、「恋がかなう駅」と銘打っている。兵庫県上郡町から訪れた主婦(27)は、スマートフォンで駅を撮影していた。「インパクトがある。すごくラブリーな感じ」。広島県府中町の会社員、島村謙一さん(49)はオートバイでのツーリングで立ち寄った。「こんな山の中にあるなんて驚いた」
智頭線(兵庫県・上郡駅―鳥取県・智頭駅)が開業した1994年に設置された。当初は「因幡山形駅」とする予定だったが、地元の要望で人を呼ぶ「来い」との願いを込めて恋山形駅と名付けられた。普通列車のみ止まる山あいの無人駅で、1日の平均利用者数は4人という。
恋山形駅が「変身」を遂げた…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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