日本救急医学会は15日、新型コロナウイルス対応を巡る医療現場の困難や課題について救急医らにアンケートした結果を公表した。受け入れを拒む病院があるなど「地域の医療態勢」を挙げた人が最も多く、マスクなどの「個人防護具の不足」「医療者の労働環境」が続いた。
学会の代表理事の嶋津岳士・大阪大教授は「救急医療体制は維持が難しくなってきており、崩壊しかかっている。防護具は足りず、従事者の疲労や不安も深刻だ。行政などに現場の声を届けたい」と話した。
地域の医療態勢については「脳卒中患者でも体温が37度以上だと受け入れを拒否する病院がある」といった声が寄せられた。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース