大阪・玉造に、人間関係に悩む人たちが訪れる、ちょっと変わった寺がある。別れた恋人への未練、配偶者の浮気、職場のパワハラ……。1本のエノキの木が、現代人の悩みを受け止めている。
「まだまだ勝手に関西遺産」
「悪縁を断つ寺 鎌八幡」
赤い文字に鎌のイラストを添えた看板が目を引く。ご神木のエノキの幹に刺さっているのは、無数の鎌。「境内全域撮影禁止」の掲示もあり、そこはかとなく不穏な雰囲気が漂う。
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近隣の親たちは、子どもに言い聞かせるのだという。「あそこは行ったらあかん」と。
マナー違反と知りつつも、許可を得て境内の絵馬の願い事を読ませてもらった。「●●と女たちの縁が全部切れますように」「隣人が引っ越しますように」「同僚の××、○○との縁を切らせて下さい」……。皆さん、なかなか深くお悩みのようで。絵馬は年間約2千枚売れるという。
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僧侶の喜多妙光さん(67)は…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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