岡山県津山市議会議員の三浦拓(みうら ひらく)氏が自身のブログで13日、インフルエンザ脳症で自身の娘を亡くした親として・医療従事者ではない政治家として、現在の心境を語っています。ブログ内で三浦氏は自身の亡き娘・愛來ちゃんへの想いを綴ると共に、今後できるのは「この病気(インフルエンザ脳症)の存在と、どういう対応をすべきか…正しい知識と理解を広めていく助け」となることだ、と記しています。
(三浦拓氏のブログ本文は以下の通り)
愛する人のために。インフルエンザ脳症で娘を失った父親の願い
三浦拓(みうらひらく)です。
三浦愛來(みうらあいく)、5歳と9ヶ月19日でこの世を去った愛娘“くーちゃん”の父親としての、恐らくは最後のブログエントリーです。
これからも当然ずっと、私は彼女の父親です。また何かの機会にくーちゃんのことを書く機会があるかもしれません。しかし葬儀も終わった今、くーちゃんとのことはしばらく公にすることなく、自分自身の中で対話しながら…取り組むべき課題に向き合ってまいります。
くーちゃんがインフルエンザ脳症に倒れてから、1ヶ月が経ちました。当ブログで4回にわたって書いてきたように、くーちゃんは本当に頑張ってくれました。
娘の命を救うため、皆様の力を貸してください。お詫びとお願い。2020-01-13
1月15日23時半…くーちゃんの現状報告と、皆さまへの感謝。2020-01-15
脳死なんかに負けない!くーちゃんを救うぞ!絶対あきらめない!2020-01-18
くーちゃんを応援してくださった皆様、ありがとうございました。2020-02-08
愛娘を病で失ったことで…私が今後目指す方向や考え方も、少しだけ変わりました。
インフルエンザ脳症を撲滅したい。
インフルエンザ撲滅に成功すれば当然可能ですが、現実にはインフルエンザはもう何十年も…毎年のように流行を繰り返しています。またワクチンには重篤化を防ぐ効果は期待できても、インフルエンザ脳症を防ぐ効果はないのです。
インフルエンザ脳症はワクチンで防げると思っている方、逆にワクチンが脳症を引き起こすと考えている方…様々な考え方を持っている方がおいでのようですが…実際はインフルエンザに罹患した者の中で、どういう患者が脳症になるのかはわかっていないのです。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース