天皇、皇后両陛下の長女、愛子さま(18)は22日、学習院女子高等科(東京都新宿区)の卒業式に出席した。校門前で報道陣の撮影に応じ、「たくさんの経験ができ、とても楽しく、とても充実した学校生活を送ることができたと思います」「関わってくださった皆さま方に心から感謝しております」と語った。4月から学習院大文学部日本語日本文学科に進む。
新型コロナウイルスの感染対策のため、愛子さまはマスク姿で登校。両陛下は卒業式に出席しなかった。
愛子さまは卒業にあたり、宮内庁を通じて「旅立ちの日を迎えることができましたことをありがたく思います」と感想を公表。「皆と笑い語り合った日々」「力を合わせて臨んだ運動会」「イギリスの文化に触れたイートン校サマースクール」などと学校行事を一つ一つ振り返り、「かけがえのない思い出がたくさんできました」とつづった。
宮内庁によると、高等科卒業にあたり課されるリポートでは、「平安文学にみる猫や犬と人との関わり」について、源氏物語や枕草子などを読んでまとめた。学校側の基準である400字詰め原稿用紙30枚の倍近くの分量を執筆したという。
両陛下も感想を公表。愛子さまの女子中等科入学からの6年間を「貴重な経験を重ねながら様々なことを学び、楽しく実り多い日々を送ることができたと思います」とし、学校や、警備にあたった地元警察署の関係者への謝意を表明。国民に対しては、「愛子の成長をこれまで温かく見守ってきていただいていることに、改めて感謝いたします」とつづった。
また、両陛下と愛子さまはともに感想の中で、新型コロナウイルスの感染拡大に触れ、早期の終息を「願っております」と記した。(中田絢子)
天皇、皇后両陛下の感想(全文)
本日、愛子が学習院女子高等科卒業の日を迎えることができましたことを感慨深く思います。
天皇、皇后両陛下と愛子さまの感想を全文掲載します
愛子には、女子中等科入学から…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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