宮内庁は22日、天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが4月から日本赤十字社(本社・東京都港区)の嘱託職員として勤務することが内定したと発表した。具体的な仕事内容などは未定。皇室から日赤に勤務するのは、故・寛仁さまの次女瑶子さまに続いて2人目。
愛子さまは学習院大文学部日本語日本文学科の4年生で、すでに卒業論文は提出したという。
同庁によると、愛子さまは以前から福祉活動に関心があり、両陛下とともに日赤からの説明を受けたり企画展を鑑賞したりしていた。新型コロナへの対応や災害救護活動などに理解を深め、日赤の活動に携わることで少しでも社会に貢献することが出来れば、との気持ちから勤務を希望したという。公務との両立が可能な嘱託職員として勤務するという。
愛子さまは同庁を通じ「日頃から関心を寄せている日赤の仕事に携われることをうれしく思うと同時に、身の引き締まる思いが致します。これからも様々な学びを続け、一社会人としての自覚を持って仕事に励むことで、微力ではございますが少しでも人々や社会のお役に立つことが出来ればと考えております」との気持ちを示した。側近によると、両陛下は「愛子が嘱託職員として受け入れて頂くことになったことをありがたく思います。多くの人のお役に立てるよう努力を続けるとともに、社会人の一人として成長していってくれることを願っています」と述べたという。
愛子さまは昨年、日赤社長らによる進講に両陛下と一緒に出席。昨年10月には両陛下とともに日赤本社で関東大震災100年の企画展を鑑賞した。(多田晃子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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