すでに死んでいるイヌの治療費をクラウドファンディング(CF)でだまし取ろうとしたとして高田署は13日、奈良県大和高田市岡崎の無職須藤栞奈(かんな)容疑者(26)を詐欺未遂容疑で逮捕し、発表した。須藤容疑者は容疑を認めているという。
署によると、須藤容疑者は昨年10月29日~12月13日ごろ、飼い犬が当時すでに死んでいたにもかかわらず、治療費名目の寄付を募る虚偽の文章をCFサイトに掲載し、374人から計約184万円を集めた上、手数料などを差し引いた約154万円をだまし取ろうとした疑いがある。
飼っていたのは雄のフラットコーテッド・レトリバー。肺動脈狭窄(きょうさく)症だった。須藤容疑者は昨年7月ごろにCFを申し込んだが、翌月にイヌは手術後の感染症が原因で死んだ。
だがその後もイヌが闘病生活を続けているように装い、「お金がないことを理由にあきらめたくない」「仕事を掛け持ちしているが追いつかないのが現実です」など虚偽の文章をCFサイトに投稿し、支援金を募っていた。調べに対し「これまでの治療費を取り戻したかった。生活も苦しかった」などと話しているという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment