愛知で感染者急増「もう無理」 追跡できず頭抱える行政

 新型コロナウイルスの新規感染者は東海3県でも急増し、特に愛知県は21日以降、過去最多を更新し続けている。20~30代の若者中心で、名古屋市の繁華街に関連した広がりがみられる。行動範囲の広さや、調査に協力的でないケースも目立ち、感染者や濃厚接触者に対応する保健所が苦慮。「もう抑え込めない」との声もあがる。

 「『コロナが出たから近づくな』という情報が仲間から回ってきている」

 東海地方最大の繁華街として知られる名古屋市の「錦三(きんさん)」地区で働く男性は、クラスター(感染者集団)が発生した店について、そう話した。

 7月以降、県内感染者253人(22日現在)の6割に当たる153人の感染を確認した名古屋市の保健担当者は危機感を強める。同地区ではカラオケバーと会員制ラウンジ関連で二つのクラスターが発生し、感染者は計60人(同)。さらにキャバクラやナイトクラブ、ホストクラブ、バーなど周辺地区も含めた十数軒で客や従業員の感染が確認され「モグラたたき状態で対応が追いつかない」。

 県によると、7月の感染者は20~30代が7割、ほとんどが軽症・無症状で、重症や中等症の人は4・7%。2~4月に感染拡大した際は20~30代は3割、中等症以上が32%に達した状況からは一変している。

 市が苦慮するのは若者の行動範…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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