愛知で感染者急減568人 産後1年の女性らも予約なし接種へ

 愛知県は14日、568人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者が1千人を下回るのは4日連続となり、大幅な減少傾向が続く。

 ただ、入院患者は13日夜時点で前日から24人減ったものの1016人(病床使用率57・5%)で医療体制には厳しい状況が続いている。

 重症者は1人減の82人(同44・8%)。大村秀章知事は「必要な人は何とか全員入院できている」と話し、県が6日に名古屋市内に開いた一時的な処置をする酸素ステーション「愛知入院待機ステーション」は入所者ゼロのまま21日にいったん休止する。

 宿泊施設療養者は785人で、15日から蒲郡市内にも施設を追加する。自宅療養者は890人減り1万3268人となった。

 県独自の集計では、12歳以上の2回目のワクチン接種率は58・74%(14日時点)となったが、さらに加速するため県が若者らの接種枠拡大などを進める。

 15日から、出産後1年以内の女性とパートナーへの予約なし接種を県の大規模接種会場8カ所で受け付ける。

 妊婦向けの予約なし接種が落ち着いてきたことに加え、感染すれば「授乳期の大事な時期の子育てに影響を及ぼす」(大村氏)ことに配慮した。

 名古屋市の繁華街・栄に開いた若者向け接種会場の予約枠がすぐに埋まることから、1日550人から600人に拡大する。

 ほかの接種会場7カ所でも1日30~200人の若者優先枠(12~39歳)を設ける。「LINE」で毎週水曜午後6時から1週間分の予約を受け付ける(初回は15日)。(岡本智)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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