東海3県で新型コロナウイルス感染者が前週と比べて急減に転じるなか、各県は若者へのワクチン接種を加速させている。感染の中心が未接種の若者に移っているためで、感染抑制へのカギとなっている。
愛知県には、10月第2週までに12歳以上の91・3%が2回接種できる量が配分されることが決まった。
県は名古屋市の繁華街・栄に開いた若者向け接種会場で予約枠がすぐ埋まるため、1日550人を600人に拡大する。
ほか7カ所の会場でも1日30~200人の若者優先枠(12~39歳)を設け、「LINE」で毎週水曜午後6時から1週間分の予約を受ける。
また、出産後1年以内の女性とパートナーへの予約なし接種も県の大規模接種会場で始めた。妊婦向けの予約なし接種が落ち着いたこと、感染すれば「授乳期の大事な時期の子育てに影響を及ぼす」(大村秀章知事)ことに配慮した。
県の大規模接種会場では、キャンセル枠を使って接種券が未達の警察官や保育士らにも接種を進めてきた。これで約7万人が2回目接種を終えたという。
首相官邸が公表する2回目接種率(12日時点)で愛知は45・6%、全国44位とされた。
県独自の集計(15日時点)では52・45%で、大村氏は「一生懸命やっても低く見られ非常に不愉快」と不満を示した。
製造業が集積する愛知で進ん…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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