“愛知県独自”の緊急事態宣言とは…知事が打ち出す『7つの柱』 外出自粛から生活維持,医療体制確保まで(東海テレビ)

東海テレビ

 政府が出した「緊急事態宣言」から2日。対象地域に含まれなかった愛知県が動きました。

大村愛知県知事:
「明日午後、愛知県としての緊急事態宣言を発出いたします。現下の愛知県の感染状況をめぐる厳しい状況を踏まえ、一段とステージを上げて厳しい対応を県民の皆さまにお願いをさせていただくことといたします。明日午後1時、愛知県新型コロナウイルス感染症対策本部会合を開催し、愛知県緊急事態宣言を発出いたしますとともに、緊急経済対策もあわせて決定をし県民の皆さまにお知らせをしたい」

 10日、国と同じ5月6日までの「県独自の緊急事態宣言」を出すことを明らかにした大村知事。県民に「厳しい対応」を求めるという、その内容とは…。

大村知事:
「県民の皆さまへは行動の抑制・自粛、特に夜の街などへの行動は抑制・自粛をお願いしてまいりましたが、さらに一段とステージを上げて、不要不急の外出については全て自粛をお願いしたい。東京・大阪といった7都府県方面への移動自粛はお願いをしておりますが、県内におきましても全ての外出・移動の自粛をお願いしたい」

 これを含め、知事が打ち出した「7つの柱」。

大村知事:
「(2つ目)密閉・密集・密接という『3つの密』を徹底的に避けていただきたい。
(3つ目)外出抑制を最優先にいたしまして、一方で日常生活の維持に必要な事業活動は継続をお願いをいたします。
(4つ目)医療体制の確保と検査の確保、これもしっかりとやってまいります。あわせて医療関係者等への風評被害の禁止を改めて申し上げたいと思います。
(5つ目)県民および事業者の皆さまへの、きめ細やかな支援。
(6つ目)日本一の集積を誇ります愛知のモノづくり産業・製造業をはじめ、中小企業、農林水産業、建設業、観光業・宿泊業・飲食業といった様々な業種の皆さまへのきめ細やかな支援を、国の経済対策とあわせて、さらに県独自のものを加えてしっかりとやっていきたい。
(7つ目)最後に県民の皆さまをはじめ、市町村・各種団体・企業、多くの皆さまと緊密な連携をして新型コロナウイルス対策をしっかりと遂行して、封じ込めていきたい、抑え込んでいきたいと思います」

 一方で、店舗などの休業要請については「国の緊急事態宣言の対象となった他府県と足並みをそろえる」に留めました。さらに休校措置については…。

大村知事:
「あわせて5月6日まで学校の休校措置はお願いをしたいと思っております。県立学校はそのようにしたいと思いますし、小中学校につきましても市町村教委にはそのように要請をしたいと思います。ただ一方で3月と同じように自主登校教室という形は作り、自主登校教室という形で学校で子供さんを預かるということは引き続きやっていく」

 学校の休校も、5月6日までの継続を求めるとしました。一方で、幼稚園や保育園については、一律に休園は求めないとしています。そして…。

大村知事:
「法律に基づく緊急事態宣言の対象地域に、愛知県も指定をしていただくように要請し調整に入っております。昨日から調整に入っております」

 政府も要請を受け、愛知県を対象地域に追加指定する見通しです。

大村知事:
「これで申し上げましたので、これ以降は外出・移動の自粛は強力にお願いしたい。週末を控え、その段階で一段とステージを上げて、厳しい対応を県民の皆さまにお願いさせていただきたいと思います」

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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