小室圭さんと眞子さんが開いた結婚会見と、報道陣からの質問に文書で回答したことなどについて、危機管理に詳しい広報コンサルタントの石川慶子さんはこうみる。
ネガティブな情報が流布している場合、その話をきちんと打ち消すことが重要。その点、今回は紙での説明に任せる部分はあったものの、会見で顔を出して語りかけるという伝わりやすい形で、圭さんのお母さんを巡る「金銭トラブル」について説明した場面がきちんとあった。一部には深く語らなかった話題もあったものの、話し方も落ち着いており、特に感謝など感情的なことを述べる部分ではしっかり顔を上げていた。危機管理上、最も大切な感情に訴えるという点で、伝わるものはあったと思う。
結婚会見で「感謝」を述べるのは一般的だが、それに加えて「恐怖」という、皇室の方々が通常語らないことを率直に話したことも含め、好意的に受け止めた人も多かったのではないか。
一方でこの間、こうした対応が取れなかったことの背景や理由についての説明はなかった。4月公表の「金銭トラブル」に関する説明文書で伝えきったと考えたのかもしれないが、多くの人はそもそも文書を読まない。会見や動画で本人たちが語る機会があれば、この間の印象は大きく違ったのではないかと考えてしまう。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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