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日本感染症学会理事長で、政府の感染症対策分科会のメンバーでもある東邦大学の舘田一博教授に聞きます。 ※今後の感染者について
2日連続で過去最多を更新し、非常に厳しい状況です。ただ、4月の緊急事態宣言の時は、いつ爆発的な拡大“オーバーシュート”するのかが懸念されていましたが、今、爆発的な拡大をする可能性は低く、これからは“やや緩やかな増加”か“平坦”か“少し減少する”という動きになるのではないかといわれています。横ばいか減少させるためには、東京都内で発生しているクラスターの地域に対して、ピンポイントで積極的な検査、そして、対策が必要だと議論されています。 ※『GoToトラベル』東京が対象外となったことについて
非常に難しい決断だったと思っています。東京が現在、こういう状況で、アクセル全開で「東京から旅行へ行ってください」「東京へ来てください」とは言えません。この感染症とは、しばらく付き合っていかないといけません。第2波、第3波と向き合っていくなかで、どれだけ社会、経済のダメージを小さくして、この波を乗り越えていくのかということが分科会で議論されました。今回の『GoToトラベル』が、東京に行ってはいけない、出ては行けないというわけではありません。“3密”を回避し、マスクを着用するなど、第1波のなかで色々なエビデンスがわかってきて、注意しなければいけないことが確認されてきました。例えば、家族で、3密を避けて、適切なタイミングでマスクを使うなど、ガイドラインに従いながらの旅行であれば、感染を広げる、かかるリスクもそんなに高くないと思います。対策を取りながら、旅行を進めていくというメッセージだと思います。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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