新型コロナウイルスの感染によって学級閉鎖した山形県山辺町の小学校のクラスで、担任教諭が感染した児童約10人の机を廊下に出していたことが分かった。町教育委員会は28日、取材に「差別する意図はなかったが、配慮に欠ける対応で申し訳ない」とコメントした。
町教委によると、このクラスでは複数の児童が感染し、12~14日に学級閉鎖となった。学級閉鎖が明けた翌週の21日、感染していた児童が登校し、自分の机が教室の廊下に出されていることに気づいたという。
出されていたのは感染した約10人分の机だけで、複数の保護者から学校に「子どもをばい菌扱いしているのでは」などと苦情が寄せられたという。
町教委が学校側に確認すると、「差別するつもりはなく、担任が感染防止のため、児童の机の間隔を広げようとした」との説明があった。学校側は27日、保護者向けの説明会を開き、謝罪したという。(小川尭洋)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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