植松敬
新型コロナウイルスの感染が広がるなか、3年ぶりに行動制限のない帰省シーズンを迎えた。東京駅は11日、帰省する家族連れなどでにぎわった。JR各社によると、コロナ前には及ばないものの、新幹線の指定席予約は昨年から大幅に増えているという。
東京駅ホームで新幹線の到着を待っていた都内の男性会社員(44)は、兵庫県の実家に向かうという。「正直、コロナが広がる状況にも慣れ、移動だけなら気にならない。ただ、帰省先での飲み会は控えたい」。5年ぶりに愛媛県の祖父母の家に行く都内の高校1年の女子生徒(16)は、事前にPCR検査で陰性と確認した。「来年は受験の準備もある。行動制限のないうちに、顔を見せに行っておきたい」と話した。
JR東海によると、東海道新幹線の指定席はお盆期間(10~17日)に73万席(7月25日時点)の予約があり、昨年の約3・3倍に増えた。JR東日本によれば、東北、北陸新幹線などには57万席(7月26日時点)の予約があった。コロナ前の2018年の4割減だが、昨年比で約2・4倍となった。(植松敬)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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