感染対策文書に「外国人と食事しないで」 保健所が撤回

 茨城県潮来(いたこ)市の潮来保健所が、新型コロナウイルス感染対策として、管轄地域の農家あてに、外国人と食事をしないよう呼びかける文書を作成していたことがわかった。保健所は21日、不適切な表現があったとして文書を撤回した。

 文書は19日、同保健所が鉾田(ほこた)市や同市内のJAにメールで送った。外国人が働く農家に共有してもらうことを想定したものだった。

 文書では、外国人コミュニティーや外国人が働く農家などでの感染が多く発生していると説明。「外国人と会話するときは必ずマスクをつけてください」「外国人と一緒に食事をしないようにしてください」などと記載されていた。

 21日に文書について連絡を受けた県感染症対策課は「不適切な表現がある」として、保健所に撤回を求めた。同課の担当者は「『外国人』に特定して呼びかけたのは誤解をまねく可能性があった」と話している。

 メロンなど野菜や果物の生産が盛んな鉾田市は、住民に占める外国人技能実習生の割合が高い。(久保田一道、村山恵二)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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