感染“微増”続く日本…その背景を専門家が分析(テレビ朝日系(ANN))

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政府の新型コロナウイルス対策分科会は29日、国内の感染状況について、8月上旬をピークに減少した後、横ばいだったのが、今月に入ってから「微増傾向が続いている」と評価しました。特に懸念を示したのは、北海道や東北地方など、寒い地域での感染拡大です。分科会の資料によりますと、新たに53人の感染が確認された北海道の1週間ごとの新規感染者数は、4月のころの数字に迫りつつあります。青森県では、弘前市の飲食店でクラスターが発生し、四次感染まで含め、感染者は185人に上っています。また、東京都では29日の新規感染者が221人と、5日ぶりに200人を超えました。 ◆感染制御が専門の順天堂大学・堀賢教授に聞きます。
※感染者がじわりじわりと増えている背景を、どう見ていますか。
一般人の中でも、どう感染に気をつけたらいいかわかって、実践できている人がいる一方で、最近、あまり気にしない人も増えてきている。このバランスが徐々に崩れ、わずかずつ増えているという状況だと思います。その問題の場所となっているのが、繁華街とか人が集まりやすい所です。 ※クラスター対策が、微増を防ぐ今後のカギとなりますか。
「クラスターが連鎖することで、感染拡大につながる」というのは、第一波からいわれている。では、どのようなクラスターが連鎖していきやすいかといえば、接待を伴う飲食店、クラスターの経験ない高齢者施設や病院、一部の外国人コミュニティーの3つが挙げられました。なかでも、第二波で問題になった繁華街については、引き続き注意が必要だと言われています。クラスター発生時の拡大防止の決定打は、早期発見、早期対処です。そのためには、「あれ、ちょっとおかしいかな」というときに、気軽に検査できる環境を整えることがポイントになってきます。最近は、唾液で検査することができるようになったので、検査法も進歩しています。東京などの大都市では、輪番制で医療体制を維持しようとしていて、医療体制がひっ迫することがないように調整しています。医療従事者は、頑張っていますので、みなさん自身も感染を増やさないように、ご理解とご協力をお願いしたいです。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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