新型コロナウイルスの感染が拡大しているのを受け、東京都医師会の尾崎治夫会長は12日の定例記者会見で、別の感染症が今後流行する恐れがあることから、米国疾病管理予防センター(CDC)のような組織を日本国内で創設すべきだと提言した。こうした構想を実現させるため、国に働き掛ける考えも示した。【松村秀士】
会見で尾崎会長は、現状では国立感染症研究所と国立国際医療研究センターが密接に連携して感染症対策に取り組めていないと指摘。その上で、感染症対策をコントロールするCDCのような組織を国内でつくり、新たな感染症などにきちんと対応できる仕組みを構築すべきだと主張した。このような組織があれば、感染拡大時での医療スタッフの出動でも連携が取れ、医療機関も対応しやすいとした。
■新型コロナ対策でリーフレット作成、都民へ周知
この日の会見では、川上一恵理事が、新型コロナウイルス感染症に関する対応方法などをまとめたリーフレットを作成したと発表した。専門家などの意見をまとめたもので、予防策や検査対象となる疑い例、重症度、診断・治療などについて記載。会員らに配布し、都民への周知を図る。
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