感染者が初の1千人超え 大阪の陽性率10%台に上昇

 新型コロナウイルスの国内の感染者は29日、午後11時20分現在で新たに1264人が確認された。1千人を超えるのは初めて。岩手県で初となる新規感染者が確認され、感染者ゼロの都道府県はなくなった。このほか大阪や愛知、福岡、沖縄など9府県で1日あたり過去最多を更新した。また4人の死亡が確認された。

 岩手県で感染が確認されたのは2人。県などによると、1人は盛岡市の40代男性で、関東地方のキャンプ場で友人3人と同じテントに泊まり、このうち1人の陽性が判明し、検査を受けたという。達増拓也知事は記者会見で「岩手県も決して例外ではない」と述べた。

 大阪府では221人の感染が確認された。28日に続いて2日連続で過去最多を更新し、初めて200人を超えた。このうち約7割の感染経路がわかっていない。感染者は年代別では、30代以下が67%、60代以上は18%で、若者が大半を占める。直近1週間の陽性率の平均は10・1%に達し、4月末以来3カ月ぶりに10%を超えた。

 このほか、愛知県(167人)、福岡県(101人)、沖縄県(44人)、京都府(41人)、岐阜県(30人)、栃木県(16人)、三重県(10人)、徳島県(7人)でも1日あたりの感染者が過去最多となった。

 東京都では250人の感染が確認され、2日連続で200人を超えた。このうち、29日時点で感染経路がわからないのは162人。入院患者は1106人となり、うち重症者は22人で、1日(10人)から倍増した。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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