新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の脇田隆字座長、尾身茂副座長らが24日、日本記者クラブで会見した。会見テーマは2月14日の専門家会議発足から4カ月の活動を振り返り、次のパンデミックに備えた専門家助言組織のあり方についてだったが、5月25日に緊急事態宣言が解除されてから1カ月にあたるこの日、東京都で解除後最多となる55人の新たな感染者が出た。 55人という人数について問われた脇田座長は「東京ではハイリスクな場所での感染が続いている。リンク(感染経路)が分からないのは見えないクラスター感染を意味している。市中感染に広がらないか懸念している」と話した。尾身副座長は「我々は多くを学んだ。検査態勢は拡大し、崩壊寸前までいっていた医療態勢も立ち直っている」と、受け入れ態勢が絶対的に不足していた4月7日の緊急事態宣言前とは状況が大きく異なっていることを強調した。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース