懐かしの「シンデレラ・エクスプレス」 撮影に使ったガラスの靴展示

臼井昭仁

 駅のホームで別れを惜しむ若いカップルのCMで知られる36年前のJR東海のキャンペーン「シンデレラ・エクスプレス」。当時のポスターと、撮影に使われたガラスの靴がリニア・鉄道館(名古屋市港区)で展示されている。25日まで。

 キャンペーンは、民営化で発足したJR東海が始めた。一連のシリーズは、山下達郎さんの曲にのせた「クリスマス・エクスプレス」のCMとともに大きな話題になった。

 1987年のポスターでは「日曜日、最後のひかり」のメッセージとともに、85年に登場した新幹線100系を背景に女性がガラスの靴を掲げている。靴は、担当だったJR東海の社員が保管し、後にリニア・鉄道館へ移された。

 今回の展示は、クリスマスに合わせて企画された。キャンペーンで使われた87~92年のポスター4枚と、サイズ21・5センチのガラスの靴、そのころの新幹線の時刻表を100系車両の横に並べている。広報担当者は「当時の思い出にひたるように、懐かしそうに眺めておられる方もいます」と話している。

 入館料大人1千円。休館日は毎週火曜日。(臼井昭仁)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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