成田空港で144匹のカメ捕獲 外来種が滑走路にも「侵入」

【動画】成田空港で亀の捕獲作業が公開された

 成田空港で、亀の滑走路侵入を防ぐため4月から仕掛けられたわななどで、緊急対策外来種のミシシッピアカミミガメ133匹、外来種のクサガメ11匹の計144匹が9日までに捕獲された。成田国際空港会社(NAA)は同日午前、このうち4匹の捕獲作業を報道陣に公開した。

 環境省によると、ミシシッピアカミミガメは、幼体がミドリガメと呼ばれ、野外で増えて、在来種や農水産業へ被害が出ており、積極的な防除が必要とされる。

 NAAは、年内は10月下旬ごろまで捕獲を続ける。環境省の「アカミミガメ防除の手引き」を踏まえ、外来種は冷凍庫に2日間入れて殺処分しているという。

滑走路に誘導路に 昨年9月、30センチの亀が侵入 今年4、5月にも

 同空港のA滑走路には昨年9月、体長約30センチのアカミミガメ1匹が侵入し、10分ほど滑走路が閉鎖された。NAAは、航空機のエンジンに吸い込まれるなどした場合、事故につながる恐れがあるとして、専門家と対策を検討。

 空港内の調整池やため池、周辺の放水路などに数百匹がいる可能性もあるとみて、4月20日以降、計144個のわなを仕掛けたり、巡回中などに手で捕まえたりしてきた。A滑走路近くの誘導路には4、5月にも各1匹のアカミミガメが侵入し、捕獲された。

■スッポン6匹もイシガメ1匹…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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