戦争被害者に寄り添い歌う 五十鈴中が全日本合唱コンへ選んだ曲

 第75回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)は29日、青森市で開幕する。30日に中部支部代表として三重県内から中学校部門同声合唱の部に出場する伊勢市立五十鈴中の合唱部を紹介する。

 たとえ太陽が輝かないときも、私は太陽(希望)を信じる――。

 第2次世界大戦時にドイツにあった強制収容所の壁に書かれていた言葉をもとにした英語の曲「Even When He Is Silent」(たとえ神が沈黙し給(たま)うときも、アルネセン作曲)は、2曲目として選んだ曲だ。

 五十鈴中の合唱部を指導して18年目で、現在は部活動指導員として指揮者を務める河俣和子さん(67)が「五十鈴の子たちのたっぷりとした響きに合う曲を」と、今年1月に選んだ。

 翌月ロシアがウクライナに侵…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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