戦後米作成の航空図、竹島を日本領に 米公文書館で発見

 竹島を日本領と記載した、1953~54年の米国政府作製の航空図2点が見つかった。外交・安全保障に関するシンクタンク、公益財団法人「日本国際問題研究所」(東京都)が23日発表した。調査を担当した島根大の舩杉(ふなすぎ)力修(りきのぶ)・准教授(50)は「戦後の日本領土を規定したサンフランシスコ講和条約の起草国・米国の当時の地理的認識を示す重要な資料だ」と語る。

 研究所は2018年から、舩杉准教授に依頼して竹島関係の古地図の調査を進めてきた。19年度に民間調査会社に依頼し、米国国立公文書館で地図の調査を開始。今年、計約100点の地図を舩杉准教授が分析し、竹島を日本領として記載した航空図2点を発見したという。

 航空図はいずれも、米国空軍作製で米国国立公文書館が所蔵。1953年作製の50万分の1と、54年作製の200万分の1の2点で、いずれも竹島(西洋名はLiancourt Rock)と鬱陵島(ウルルンド)の間に日韓の国境線を引いている。

 一方、2点とも竹島と隠岐諸島…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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