内海日和 杉山匡史
真夏の風物詩、徳島市の阿波踊りが12日、開幕した。新型コロナウイルスが5類に移行し、通常に近い開催となった。出演を見送ってきた「踊る阿呆(あほう)」の姿が戻り、国内外から「見る阿呆」も多数訪れて、笛や太鼓、鉦(かね)などの鳴り物にかけ声が合わさった本調子の「ぞめき」を楽しんだ。
午後6時、JR徳島駅に近い藍場浜演舞場で、編み笠に着物姿の踊り手たちが一糸乱れぬ群舞を披露してスタートした。
1席20万円のプレミアム桟敷席が初めて設けられ、外国人観光客らが畳敷きに座椅子を置いた特別な空間で、踊りの熱気を感じながら阿波尾鶏や阿波牛を使った特製料理に舌鼓を打った。
コロナ対策を施して開催された昨年夏は、踊り連から800人を超える感染者が出た。教訓を踏まえ、踊り手の控室のスペースを広げ、空気清浄機を増設して感染防止に努めている。(内海日和、杉山匡史)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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