手錠と腰縄、潜伏先で外す? 逃走直後には自転車利用か(産経新聞)

 大阪府東大阪市の路上で大阪地検が収容した同府岸和田市の遊技機設置業、大植(おおうえ)良太郎被告(42)が護送中のワゴン車から逃走し、11日に大阪市内で確保された事件で、大植被告が逃走時につけていた手錠や腰縄を潜伏先の民家で外した疑いがあることが12日、捜査関係者への取材で分かった。逃走直後には自転車を使って民家まで移動したとみられることも判明。捜査当局は、大植被告や逃走を手助けした知人らから事情を聴くなどして、詳しい足取りを調べている。

 地検や捜査関係者らによると、大植被告は9日午前4時ごろ、護送中の車内で「手錠がきつい」と申告し、検察事務官が左手首の手錠を外した隙に暴れて逃走。右手首の手錠や腰縄はついたままで携帯電話や現金は所持していなかった。

 同日正午までに、知人の荻野侯昇(こうしょう)容疑者(37)=犯人蔵匿容疑で逮捕=が借りている大阪市住吉区の民家へ移動。荻野容疑者とは仕事を通じて十数年前から面識があり、民家の場所を知っていたとみられる。

 逃走現場から民家までは約13キロ離れているが、大植被告は周辺にあった自転車を使ったとみられ、現場付近の防犯カメラには大植被告に似た男が自転車に乗る姿が写っていた。

 民家では道具を使って手錠を外し、腰縄を切ってトイレに捨てようとしたという。午後9時ごろまで民家に潜伏した後、荻野容疑者の車で大阪市西区の同容疑者が借りるマンションに移動し、翌日まで滞在した。

 大阪府警は12日、荻野容疑者を送検。ほかに、複数の少年が逃走に関与したとみて、任意で事情を聴いている。

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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