名古屋文化短期大学と名古屋ファッション・ビューティー専門学校を運営する学校法人「山田学園」(名古屋市東区)が、教職員に扶養手当を10年近く支払っていないことがわかった。名古屋北労働基準監督署は学園の規定にあわせて支払うよう是正勧告を出した。
学園によると、勧告は5月9日付。扶養手当は配偶者1人で月1万8千円などで、支払うべき対象者は27人おり、今年度分から支払うという。4~6月の3カ月分を6月給与で、7月以降は毎月支給することにした。6月は手続きが間に合った20人に支給予定で、総額は約97万円。学園はこうした対応を記した是正報告書を同労基署に出し、過去の未払い分については労基署の判断を仰ぐという。
同学園は昨年、労使協定を結ばずに時間外労働をさせていたとして同労基署から是正勧告を受けた。学園はその後、教職員の代表者と協定を結び、残業代を払っているという。(前川浩之)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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