批判受け報告書の黒塗り部分見直し再公表へ 札幌市中1いじめ自殺

松田昌也

 札幌市立中学1年の女子生徒が2021年にいじめを苦に自殺した問題で、市教育委員会は26日、いじめの実態を共有し再発防止を図る目的で、昨年12月に公表した報告書について改めて公表版を作成することを決めた。遺族から「黒塗りをもっと外してほしい」と要望されるなど情報開示のあり方を批判されていた。2月にも再公表する。

 生徒からいじめの相談を受けたにもかかわらず、適切に対処しなかった教職員の懲戒処分も検討している。いじめの加担、助長、見逃しなども処分できるよう基準の見直しも進める。

 2013年のいじめ防止対策推進法施行後、非公表としてきた同市での重大事態が10年間で12件だったことも公表した。(松田昌也)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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