承認求める国に沖縄県「精査必要」 辺野古移設の設計変更

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、防衛省が申請した設計変更を承認するよう斉藤鉄夫・国土交通相が県に求めた勧告に対し、県は20日、「内容を精査した上で対応を検討する必要があり、(国交相が期限とした)20日までに判断できない」と文書で回答した。

 一方、県は同日、岸田文雄首相宛てに「(2019年の)県民投票で反対の民意が圧倒的多数で示された」として、工事を中断し、県との対話に応じるよう求める文書を送った。

 設計変更について県は不承認としたが、防衛省の不服審査請求を受け、国交相が不承認を取り消す裁決をした。国交相は同時に、県に承認するよう勧告していた。承認しなければ、国交相は地方自治法に基づき、拘束力のある是正の指示を出す可能性がある。

 その場合、県は総務省の第三…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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