スマホもインターネットもSNSもない昭和の時代、少女たちの悩みに答える役割を少女雑誌が担っていた。
スターになった時のことを考えすぎてしまう。
顔がまんまるでどの髪形も似合わない。
おならの回数が多い原因を知りたい……。 少女雑誌に寄せられた昭和の乙女たちの様々な悩みと、それに対する助言を紹介する企画展が、熊本県の菊陽町図書館で開かれている。美容に恋愛、友人関係……。雑誌に残る数十年前の少女たちのお悩みと、それに対する回答とは――。
「私は中学一年のときに勉強が過ぎて頭をわるくしてしまいました」。
企画展は、こんな内容の相談のパネルから始まる。
相談は「今は少しの勉強も頭にこたえ、一週間に一、二度休まなくてはからだがもちません」「病院という病院にはほとんどいってみたのですが成績もずんずん下がるばかりです」と続く。
昭和31(1956)年7月号の「女学生の友」に寄せられた相談だ。回答者は真剣に答えた。
「神経衰弱か、一種のノイロ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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