加治隼人
他人のスマートフォンで電子決済サービスを勝手に使ったとして、福岡県警は19日、福岡市南区折立町のアルバイト寺田流星容疑者(22)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕し、発表した。「スマホを拾って使った」と容疑を認めているという。
サイバー犯罪対策課によると、寺田容疑者は1月9~15日、東京都杉並区のコンビニなどで計6回、福岡県の20代男性のスマホを使い、男性のアカウントで「PayPay(ペイペイ)」に計3万5千円分をチャージした疑いがある。チャージ金額は携帯料金と一緒に男性に請求される方式だった。
県警は、男性がスマホを紛失した昨年11月から今年1月までに、計約18万円分の不正利用があったことを確認。弁当代やタクシー代に使ったとみている。
ペイペイは、クレジットカードなどの情報をアプリで登録すれば、店頭でスマホ決済できるサービス。男性は電話やネットは利用停止にしたが、ペイペイはしていなかったという。ペイペイは、スマホをなくしたときはすぐに窓口に連絡することや、アプリ起動時にパスワードなどを設定するよう呼びかけている。(加治隼人)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル