沖縄県宜野湾市で、小学生が手投げ弾を見つけ、投げて遊んだり自転車で持ち帰ったりしていたことが6日、わかった。信管は壊れており爆発の危険性はなかったが、児童が通う学校は、注意を呼びかけた。
市立大謝名小学校によると、5月30日、マンション建築現場近くの用水路で、児童2人が手投げ弾を発見。付着した土を水で洗ったり、投げ合ったり、自転車のかごに入れたりしたという。1人が自宅に持ち帰り、保護者が翌日、宜野湾署に届け出た。
回収した陸上自衛隊によると、長さ11・5センチ、重さ640グラムの米国製。さびた状態で信管は壊れていたという。早田(そうだ)実校長は「石ころに見えても手投げ弾の可能性があるので、見つけたら触らず、動かさず、大人へ知らせるという注意喚起をした」と話した。
沖縄は太平洋戦争末期に激しい地上戦があり、今でも数多くの不発弾が埋没している。(伊藤和行)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル