福冨旅史
禁止された区域で暴力団事務所を運営したとして、警視庁は指定暴力団極東会傘下組織の松山連合会会長の宮田克彦容疑者(76)=住居不詳=ら暴力団組員6人を含む男女計8人を東京都暴力団排除条例違反の疑いで逮捕し、6日に発表した。認否は明らかにしていない。
暴力団対策課によると、8人は共謀して2022年8月ごろ~23年11月25日、東京都新宿区内で、条例で定める禁止区域である博物館から200メートル以内の地区で、極東会の3次団体の事務所を運営した疑いがある。
22年10月、指定暴力団住吉会傘下組織に対する別事件の捜査過程で、極東会傘下組織の事務所に関する書類を発見。その後に逮捕容疑となった事務所を捜索し、ちょうちんや綱領が見つかり、定例会合が開催されていることも確認したという。
同条例では、学校や図書館などから200メートル以内に事務所を開設したり運営したりすることを禁じている。極東会の構成員数は約350人で、勢力範囲は1都12県(いずれも22年末現在)。(福冨旅史)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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