大詰めの第45期囲碁名人戦挑戦者決定リーグ戦(朝日新聞社主催)の最終ラウンド4局が6日、一斉に打たれる。井山裕太棋聖が8戦全勝の完全優勝で芝野虎丸名人への挑戦権をつかむのか、星一つ差で追う一力遼八段が追いつき、プレーオフに持ち込むのか。朝日新聞デジタルは両者の対局を含む全4局を、対局開始の午前10時からライブ中継。井山戦と一力戦の2局は、佳境を迎える午後3時30分ごろから終局まで、金秀俊九段が同時進行で解説する。持ち時間は各5時間。優勝争いのほか、残留争いも熾烈(しれつ)を極める「囲碁界の一番熱い日」が始まる。
ここまで井山は7勝0敗、一力は6勝1敗。井山は大阪・梅田の日本棋院関西総本部で林漢傑(りん・かんけつ)八段と、一力は大阪・北浜の関西棋院で村川大介九段と対戦する。井山が勝てば一力戦の結果に関わらず挑戦権獲得が決まる。井山が敗れ、一力が勝てば、決着は10日の両者プレーオフに持ち込まれる。
ともに相手は難敵だ。井山の相手の林はここまで3勝4敗。リーグ残留争いの渦中におり、勝てば無条件で残留が決まるが、負ければ競合相手の結果次第では陥落となる。一力の相手の村川は現在2勝5敗で、敗れれば即陥落となる。いずれものるかそるかの勝負を仕掛けてくるのは間違いない。
残留争いは大混戦だ。出場9人…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル