振り袖に墨汁?かけた疑い、33歳の会社員男を逮捕 北九州の式典

上月英興

 北九州市で8日午前にあった「二十歳の記念式典」で、出席者の振り袖に墨汁のような液体がかけられた事件で、福岡県警小倉北署は24日、同市若松区大池町の会社員平井英康(よしのり)容疑者(33)を器物損壊容疑で逮捕し、発表した。「振り袖を着た女性を見たが、液体はかけていない」と容疑を否認しているという。

 署によると、平井容疑者は8日午前11時15分ごろ、式典会場近くの同市小倉北区三萩野1丁目のコンビニ店内で、若松区の女性(20)が着ていた振り袖に墨汁のような液体をかけて汚した疑いがある。着物や長じゅばん、帯などの数カ所に最大で直径7センチほどの黒色の染みがあったといい、女性が翌日、「成人式に向かう途中に墨汁のようなものをかけられた」と署に被害を届け出ていた。

 署は、現場付近の防犯カメラの映像などから平井容疑者を特定。関係先を家宅捜索し、墨汁のようなものを押収したという。式典会場近くで8日、ほかに女性10人が同様の被害に遭ったことを確認しているといい、関連を調べる。

 式典は、「北九州メディアドーム」(小倉北区)で開かれ、約3100人が参加した。(上月英興)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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