新たな捕鯨母船「関鯨(かんげい)丸」の進水式が8月31日、山口県下関市であった。老朽化した「日新丸」の後継船となり、日本が2019年から国の排他的経済水域(EEZ)で再開した商業捕鯨を担う。
内装工事などを進め、来年3月に完成する予定。この日は強風で実際の進水は延期された。
捕鯨大手の共同船舶(東京)が約70億円をかけて造船する。下関市が3億円を補助する。
同社などによると、関鯨丸は全長約113メートル、船幅21メートル、総トン数約9100トン。定員は100人で、小型の捕鯨船が捕ったクジラの洋上解体や加工、冷凍を担うほか、70トンの大型ナガスクジラを引き揚げる能力も持つ。また、約1万3千キロの航続距離があり、南極海にも到達可能だ。
進水式に出席した林芳正外相…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル