奈良県下北山村の国道169号で23日夜に発生した土砂崩れは、発生から2日目の25日も土砂の撤去作業が難航し、捜索活動が再開できなかった。山下真知事は会見を開き、今後の作業の見通しとともに、有識者会議を立ち上げ、原因究明などをしていく考えを明らかにした。
土砂崩れは高さ40メートル、幅約30メートルの範囲で発生し、推定量は約4千立方メートルにのぼる。現場では、救助された車とは別の車1台が埋まっているおそれがあるが、二次災害のおそれがあるため県警と消防は捜索活動を中断している。特に、現場の上の方にある不安定な岩の塊が崩落する危険性が高いという。
現場での捜索活動を指揮する堀宏道・吉野消防署長はこの日昼、「(捜索活動は)一刻も早くとは思っている。見込みが立ったら、増隊をかけてすぐにでも動きたい。着手できなくてもどかしい」と報道陣の前で語った。
山下知事は同日昼、清水将之…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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