和歌山県日高川町の私立和歌山南陵高校で、教職員の給料未払いなどを理由に11日、教職員が授業をストライキした。当初、教職員は3日間のストライキを予定していたが、同校を運営する学校法人南陵学園(静岡県)から給料未払いなどについての説明を受けられる確約を得たとして、12日から授業を再開している。
同校の菅原衛・副校長によると、4月28日に支払われる予定だった専任と非常勤の教師、事務職員計23人への給料が今月12日時点で支払われていないという。 これまで教職員側は、南陵学園の小野和利理事長に対し教職員と保護者への説明を求めてきたが、対応していないという。今月10日にも説明会開催の申入書を理事長宛てにメールで送ったが、対応が不誠実だったとして、ストライキに踏み切ったとしている。
同校は11日、全校集会を開き、菅原副校長が生徒約170人に授業をしないと説明。教職員への給料の未払いなどが理由と伝え、「先生たちも不安の中にいる。授業をできず、申し訳ない」と謝罪した。全校集会の後、小野理事長から同校に、教職員向けの説明会を13日に開くと電話で連絡があったという。
南陵学園は朝日新聞の取材に…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル