金沢市の山野市長が正式に表明した休校期間の延長。影響を受けているのは子どもたちだけではありません。授業の再開に向けて、各学校の教員は毎日、準備に余念がありません。先生たちの「今」を取材しました。
休校中でも出勤する教員…そのワケは
本来なら全校児童434人が通うはずの金沢市立兼六小学校も、教室はひっそりとしたままです。しかし、職員室では学校が再開された時に合わせ、子どもたちにより良い教育ができるよう、休校の期間中も教員らによる様々な取り組みが行われています。
3年生の担任を受け持つ先生たちは、ホウセンカの種を子どもたちに郵送し、自宅で観察してもらうことで理科の学習を進めています。
3年生の担任「本当は教室で子どもたちと水やりをしたり 日々観察をして勉強していきたかったのですが」
また、この4月に新しく採用された教員も学校再開に向けて準備を怠りません。休校中のため、先輩教員が生徒役を務めて模擬授業を進行し、校長などを務めた経験豊かなOB「再任用拠点校指導教員」が、新採教員に学級運営の方法を丁寧にアドバイスします。
新任教員の澤田亜稀子教諭「まだ子供たちと関係を気付く大事な時期なのだがその中で休校になってしまって寂しい気持ちです。子どもたちには笑顔で過ごしてほしいので楽しく学べる環境を作っていきたい」
坂江一郎指導教員「初任者みんなが早く授業がしたいと言っています。でも今はそういったことができないので それに向けてしっかり準備をしていく事が大事」
「早く子どもたちとふれ合いたい」教員としての率直で大切な思いを胸に、学校現場は日々、授業再開に向けた準備を進めています。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース