掘りたて・ゆでたてを炊き込む 春香るタケノコごはん

ごはんラボ タケノコごはん

 暖冬の影響で出始めが早かった春野菜は、今が盛り。「ごはんラボ」2年目のスタートは、旬の野菜をもりもり食べるシリーズです。

 初回はタケノコ。いろいろなものが一年を通じ食べられるようになっても、掘りたて・ゆでたてを炊き込むタケノコごはんは、この時期限定です。

 お店では薄口しょうゆで上品に炊きあげられていることが多いですが、今回は濃い口しょうゆと塩で色も味もつけます。タケノコの食感とだしが絶妙に調和し、一見、地味な油揚げが、うまみを深めます。

 ゆでてあるものを買ってくるのも一手ですが、生がまるまる1本手に入ったら、皮ごと家でゆでると、その味わいは段違いです。時間はかかるものの、手間はさほどでもありません。若々しい香りを放ち、すっかりやわらかくゆであがった皮をむくのもわくわくします。

 不安な気持ちで過ごす日々、少し元気になれる春の味です。(栗田優美)

タケノコごはん

料理監修:渡辺あきこ

材料(4人前)

□ 米 2合

□ ゆでタケノコ 120g

(家でゆでる場合は、タケノコ小1本と米ぬかひとつかみ)

□ 油揚げ 1枚

□ だし汁 200ml

□ しょうゆ 大さじ1

□ 塩 小さじ1/4

□ 酒 大さじ1

【作り方】

①タケノコをゆでる時は、皮がついたまま先端を斜めに切り落とし、縦に浅い切り込みを入れる。鍋にタケノコ、かぶるくらいの水、米ぬかを入れる。中火にかけ、浮かないように落としぶたか皿をのせる。沸いたら弱火にして1~2時間ゆでる。根元に竹串がすっと入れば火を止め、そのまま冷ます。

拡大する収穫から時間が経つとえぐみが出るので、手に入れたらすぐにゆでる。ふきこぼれないよう深い鍋を使う

②米を研ぎ、ざるにあげて水気を…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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