揚げものが楽しくなる魚とセロリの春巻き 香りいっぱい

ごはんラボ 魚とセロリの春巻き

 揚げものシリーズの最後に作るのは「春巻き」です。パリッとした皮の中に何を包むかで、味わいは変幻自在。家で食べる揚げたては格別です。

 具は白身魚のタイとセロリの葉っぱです。野菜や肉を炒めて包むのが定番ですが、手軽なのは火が通りやすかったり、そのまま食べられたりする素材を使うこと。魚介はぴったりです。生だとごわつくセロリの葉も高温調理で軟らかくなり、強い香りを包むことで封じ込めます。ほかにも鶏のササミやキノコ、山菜など、季節によって組み合わせてみてください。

 揚げ方は、から揚げと同じ二度揚げです。低温で具材の中まで火を通し、仕上げに高温の油で皮にむらなく色をつける。油切れもよくなります。カレー塩を添えましたが、サンショウ塩やレモンと塩もよく合います。

 アレンジは、料理監修の吉田勝彦さんが子どもの頃に好きだったという魚肉ソーセージとバナナの春巻き。手でつまんでどうぞ。(編集委員・長沢美津子)

魚とセロリの春巻き

材料(4人前) 料理監修:吉田勝彦(中国家庭料理「ジーテン」)

□ タイの切り身 2枚(200g)

□ セロリの葉 40g

□ 春巻きの皮 8枚

□ タイの下味(塩小さじ1/4、酒小さじ2、コショウ少々、片栗粉小さじ1)

□ のり(小麦粉、水各小さじ1)

□ 揚げ油 深さ3cm(直径18cmの鍋で2カップ)

□ カレー粉・塩各適量

作り方

①のり用の小麦粉と水を混ぜておく。

②具のセロリの葉は軸ごと長さ6cmに切る。タイの切り身は骨があれば外して半分に切り、さらに棒状になるよう半分に切る。バットに入れて下味用の塩、酒、コショウを軽くもみ込み、片栗粉をまぶしつける。

拡大する片栗粉をまぶすことで、タイから出るうまみのある水分を吸い、春巻きの皮や他の具材との接着剤役になる

③春巻きの皮をひし形に置く。中…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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