奈良県曽爾(そに)村の曽爾高原では、穂を開き始めたススキが夕日に照らされ、黄金色に輝く風景が広がっている。
曽爾高原は標高約700メートル、広さ約38ヘクタールで、中央の池を取り囲む山肌にススキが群生する。村観光協会によると、10月末から11月中旬に見頃となる。
一方、近年はススキの生育不良が目立ち、2019年から村は「曽爾高原再生プロジェクト」を始めた。高原の景観を守るため、ふるさと納税の寄付金などを財源に、害獣ネットの設置、肥料の散布や株の植え替え、山焼きの時期変更などで、生育は徐々に改善しているという。(林敏行)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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