電子たばこを吸うようにして使う液状の大麻「リキッド」が広がるなか、警察が新たな捜査手法を採り入れ、取り締まりを強めている。ただ、さらに捜査をかいくぐるタイプも確認されており、規制の見直しを求める声も上がる。
違法薬物の中でゲートウェー・ドラッグ(入門薬物)とも言われる大麻の事件は20~30代に多いのが特徴で、未成年でも増えている。乾燥大麻のほか、近年では「リキッド」や「ワックス」が急増。いずれも幻覚成分のテトラヒドロカンナビノール(THC)が濃縮されており、より強い作用を得られるとして使われているという。財務省関税局のまとめでは、昨年1年間に全国の税関が摘発に関わったリキッドやワックスなどの事件は131件で、5年間で倍以上に増えた。
警察は事件摘発の際、見つかった薬物が違法なものだと証明するために鑑定をする。
大麻リキッドには、鑑定をすり抜けるものが相次ぎました。警察庁は鑑定手法の見直しに踏み切りましたが…。いたちごっこが続いています。
植物である大麻の場合には、顕…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル